各メーカの炊飯器の新機種・発表が続きました。選ぶ方も大変と考え、特徴を簡単に整理してみました。
炊飯方式は「IH」が進化した「圧力IH」が主流です。圧力IH方式は92年に三洋電機が開発、象印、日立、三菱(本炭釜は別)、東芝がこの「圧力IH」を採用しています。最近では「
スチームIH」「
真空圧力IH」と、さらに新しいIHを採用した商品も出てきています。独自の「スチームIH」を採用しているのがパナソニック(松下電器)、本体の内釜右奥の容器に水を入れて大火力のスチームを発生させ、うまみや甘みを引き出します。東芝は内釜内を真空にする、独自の「真空圧力IH」を採用。米の芯まで吸水させてふっくらと炊き上げるほか、保温時にも真空にすることでごはんの劣化を防ぎ、長時間保温ができます。
本サイトのおすすめは、ズバリ、三菱「炭炊釜」NJ-TX10、三洋「匠純銅 おどり炊き」ECJ-XP1000、パナソニック「大火力竈釜」SR-SV101 (順不同)です。●
三菱「本炭釜」NJ-WS10A/NJ-WS15A
「炭炊釜」NJ-TX10/NJ-TX18


高級炊飯器の先駆けとなった三菱の「本炭釜」は純度99.9%の炭素材料を使い、焼成後に職人の手による粗削り、本削りを経てコーティングして仕上げる「炭釜」が特徴。直火に負けない熱を米の芯まで通して、ごはんの一粒一粒までふっくらと仕上げる。10万円前後と高価格であるにも関わらず、ロングセラーを続けています。
三菱はこの「本炭釜」に次ぐモデルとして、内釜の外側と、内釜に熱を伝える本体周り表面、内ブタに炭コートを施した「炭炊釜」を発売。価格を抑えながらも、炭炊きのおいしさが楽しめるモデルとして展開しています。 炊き上がりから8時間、ごはんの温度を60度に保って保温し、おひつに移したごはんを再現する「たべごろ保温」機能も搭載。玄米を6通りに炊き分けられ、“玄米派”の人にも向いている。
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三洋「匠純銅 おどり炊き」 ECJ-XP1000
三洋電機では、熱伝導率の高い純度99.9%の「匠純銅内釜」を採用。銅を使うことで、内釜自体の速熱性や熱の均一性が向上。同社が開発して2002年から採用している可変圧力IH炊飯方式との相乗効果で、米一粒一粒の中心にまで熱を伝えることが可能になった。
吸水工程においても加圧と減圧を行う「可変圧力吸水方式」を採用。季節ごとの水温や気温の変化や、米の水分状況に応じて、甘み・粘り・硬さをそれぞれ3段階に制御した「四季炊き」コースと、炊飯時間を長めにしておいしさを追求した「匠炊きコース」を搭載。本体の底につけた温度センサーによって、2時間ごとに温度をみる「量ピタうまみ保温」機能を搭載している。保温時間は最長30時間まで。
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東芝「真空圧力炊き」 RC-10VGB/RC-18VGB


東芝の「真空圧力炊き」は、今年からダブルになった真空エンジンによって吸水時にも真空機能を発揮。米の芯まで水を均一に吸わせ、1.4気圧110度の高温で炊き上げる。保温時にも内釜内を真空にすることでごはんの劣化を防ぎ、最長40時間までおいしく保温できる。内釜は強い磁力を持ってIHの強い火力を引き出す「強磁性ボロン合金」を採用している。プレス加工をせずに、一品削り出しで独特の丸い形状に作り上げた「一品削り出し厚釜 謹製大発熱鍛造」は、密度が高く硬くて強いため、熱の当たり方が均一なのが特徴。
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タイガー「土鍋釜」JKL-A100
タイガー魔法瓶の「土鍋釜」は、土鍋で炊くごはんのおいしさに着目したもの、おこげができるのに加えて蓄熱性が高い。炊きムラを抑え、釜の底に加えて側面からも強火で長時間炊き上げられるようにし、ごはんの甘みを引き出している。炊飯時の温度変化をより細かく検地する「極(きわみ)センサー」を本体内部に5つ設置し蒸気を感知し、温度・火力を最適にコントロールしている。炊き上がったら土鍋を本体から取り出して付属のフタをすれば、“おひつ”として使用可能。1時間程度は食べごろの温度(約70度)を保つ。土鍋釜ごと電子レンジで温め直すこともできる。
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松下「大火力竈釜」SR-SV101/SR-SV181


発熱性と蓄熱性を高め、大火力の熱を逃さずに炊く「大火力竈(かまど)釜」を採用したのがパナソニック。内釜全体が発熱するパワフルステンレスと、スペースシャトルに使用されている高断熱・高硬度中空セラミックスとの多層構造で、三菱の「本炭釜」同様、シリアルナンバーが入っている。「かまど」のような蓄熱性持った多層構造が特徴で、6段全面IHによる全方位からの加熱によって、きつね色の香ばしい「かまどおこげ」と、ほのかなこげ色の「香りおこげ」の2種類のおこげコースが楽しめる。スチーム保温の機能も自慢で、保温開始から約6時間後と12時間後にスチームを自動投入してごはんのパサつきを抑え、保温臭も追い出す。保温中に「スチーム保温」ボタンを押せば、スチームによる再加熱でふっくらとした水分量に戻っておいしく食べられるのも便利だ。
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象印「極め炊き」NP-RS05/NP-RA05
象印マホービンは魔法瓶メーカーならではの真空技術を応用し、内釜の間に真空層を作った「真空遠赤釜」を開発。内側を遠赤セラミックでコーティングすることで、本物の炭のような遠赤外線を放射して、ふっくらとした食感の炊き上がりに仕上げる。昨今、高級炊飯器になるほど内釜が重くなる傾向にあるが、この真空遠赤釜は驚くほど軽い。
posted by hirogutsu at 18:40|
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